どんな仕事でも理不尽なことや納得のいかないことはありますよね。接客業では特にその傾向が強いのではないでしょうか?お客様から受けるクレームやお叱りの電話に、気分が落ち込むこともあるでしょう。
そんなときに、自分が心を許せる相手がいれば、気持ちの切り替えも容易ですよね。今回は、あなたにとって心の拠り所となっている上司がいるか、聞いてみました。
上司に心を許すのはやっぱり難しい!
アンケートの結果、僅かながら「いない」と答えた人の数が上回りました。
・私の今までいた職場には気を許せる人はいませんでした。優しい人はいました。(20代/女性/専業主婦)
・仕事に関しては信頼しているのですが、近寄りがたい雰囲気があるので。(20代/女性/パートアルバイト)
・上司の私生活において不明な点が多く、どこか心が許せない部分が多いから。(30代/男性/会社員)
・上司には基本的に気を使ってしまうため、心を休めることができないから。(20代/女性/学生)
・かつてはいましたが、今は上司はオーナーのみになってしまいました。部下からはそのように思ってもらえるように頑張ります。(40代/男性/会社員)
上司と部下の関係になると、なかなか気を許すことは難しいですよね。優しいだけでも、近寄りがたい雰囲気があってもダメ、ということですから、その両方を上手く兼ね備えている必要がありそうです。
また、会社でも上の方に上がるに連れて、社会的な信用も大切になってきます。私生活に隠し事がないかも、部下には見られているようです。自分が上司の立場になったから、「いない」と答えた人もいました。これまでお世話になってきた上司がいれば、その人を目標に理想の上司を目指して頑張りたいですね。
話が聞ける上司=心を許せる上司!?
一方で、そうした上司が「いる」と答えた人の声も聞いてみましょう。
・どんな時も頭ごなしに否定することなく、まずは話を聞いて受け止めてくれる。また、叱られるような場面でもきちんとアドバイスや今後のフォローを添えてくれるので成長の糧となる。(30代/女性/専業主婦)
・仕事の悩みの相談に乗ってくれたり、客のクレーム対応でフォローしてくれたりする上司がいる(30代/男性/会社員)
・年は離れているが、とても良くしてくれる男性上司がいる。仕事はできるし、人当たりも良くてバカもできる。上からも下からも慕われていて、なんでも相談できる。(30代/女性/専業主婦)
・凄く尊敬でき、心を許せます。心を許せる上司がいると仕事もしやすいです。(30代/女性/パートアルバイト)
意見を見ていくと、心を許せる上司の大きな条件として、「話をきちんと聞ける」ことが重要なようです。上司の立場にある人は忙しいですから、どうしても話もなにかをしながら聞いてしまいがち。ですがそんなときに少し手を止めて、相手の話を受け止めてあげることで、部下との信頼関係が築けるようです。
そうした上司がいることで、仕事がしやすくなり、自分自身も成長できる、と多くの人が答えていました。
上司として必要なスキルは接客にも活かせるスキル!?
いかがでしたか?アンケートの結果、心を許せる上司がいない人の方が僅かに多かったようです。職場にそうした上司がいる人は、恵まれていると言えそうですね。
今回のアンケートでわかったのは、心を許せる上司の資質として、話を聞く技術が大切だということでした。言い換えれば、お客様が心を許せる店員とは、話を聞ける店員といえるのではないでしょうか。接客技術を磨くことが、いずれ上司になったときに活きてくるといえそうですね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年11月04日~2015年11月18日
■有効回答数:100サンプル